収録シーン(ざっくり)
- はじめに(チャーと座布団)
- 4分類(円・楕円・放物線・双曲線)
- 基準半径aと振幅c(半径が往復する見方)
- 0≤e≤1の全体図
- 円(e=0)
- 楕円(0<e<1)
- 放物線(e=1:境界)
- 双曲線の見方(中心天体1つで整理)
- 双曲線タイプ全体(Type1/2/3)
- Type1(1<e<2)
- Type2(e=2:境界)
- Type3(e>2)
- エネルギー全体(Ar/Sr/Sa/I)
- 円のエネルギー(Ar=Sr)
- 楕円のエネルギー(Sr<Ar<2Sr)
- 放物線→双曲線(Ar=2Sr と 2S超え)(双曲線解説です)

シーン1 「チャー、座布団に“鎮座”」
図:導入(チャー+座布団/表紙的)
本文
ナレーター:お寺の広いお部屋。まんなかに、ふかふかの座布団。
その上に、猫のチャーが――どーん。
チャー:「うん。ここが正解。」
ナレーター:「正解って…座布団に座ってるだけだよ?」
チャー:「ちがう。これは“軌道”の話のはじまり。」
ナレーター:「軌道?」
チャー:「ものが動くとき、落ち着く道がある。ぼくはそれを知ってる。」
ナレーター:じゃあ今日は、座布団=基準、チャー=天体っていう不思議なたとえで、宇宙の道を見ていこう。

シーン2 「天体軌道は4種類!」
図:円・楕円・放物線・双曲線の4分類
本文
ナレーター:天体の道(軌道)は、大きく4つ。
チャー:「まるいの、のびたの、ぎりぎりの、すーんって抜けるの。」
ナレーター:「擬音が多いな…」
チャー:「だって“感じ”が大事。」
ナレーター:
- 円軌道:ずっと同じ距離で回る
- 楕円軌道:近づいたり離れたりしながら回る
- 放物線軌道:ぎりぎり1回だけ通って去る境界
- 双曲線軌道:勢いが余って、通り抜けていく
チャー:「今日のゴールは、“どれになるかは何で決まる?”ってこと。」

シーン3 「基準半径 a と、振れ幅 c」
図:a と c の定義が見える図(基準円+焦点距離)
本文
ナレーター:まず主役の記号が出るよ。
チャー:「記号、きた!」
ナレーター:
- a:基準半径(いつもの距離、座布団の“基準の輪”)
- c:振れ幅(中心からの“ズレ”の大きさ)
チャー:「a は“いつもの距離”。c は“ゆらゆらの大きさ”。」
ナレーター:「ゆらゆらって、軌道が振動してるって見方だね。」
チャー:「うん。まるの道を基準にして、半径が行ったり来たりする感じ。」

シーン4 「ずれの割合 ε=c/a が“形”を決める」
図:ε の範囲と軌道タイプの対応(一覧っぽい図)
本文
ナレーター:次の合言葉は ε(イプシロン)=c/a。
チャー:「ズレ ÷ 基準。」
ナレーター:「この割合が大きいほど、道の形が“開く”。」
チャー:「小さいと、ちょいゆら。大きいと、もう通過。」
ナレーター:
ε が 0 → 1 → 2 → … と増えると、
円 → 楕円 → 放物線 → 双曲線へ、だんだん切り替わっていくんだ。

シーン5 「円軌道(ε=0)— ゆらがない!」
図:円軌道(e=0)
本文
ナレーター:まずは一番落ち着く 円軌道。
チャー:「これ、ぼくの“鎮座”。」
ナレーター:円は c=0。つまりズレがない。
近点も遠点も同じで、r=R=a。
チャー:「近い日も遠い日もない。毎日おなじ距離。」
ナレーター:「それが円の強み。考え方がシンプル。」

シーン6 「楕円(0<ε<1)— 近づいたり離れたり」
図:楕円(0<e<1)で r と R が示される図
本文
ナレーター:次は 楕円軌道。
チャー:「“近い日”と“遠い日”があるやつ。」
ナレーター:楕円では a>c。
近点は r=a−c、遠点は R=a+c。
チャー:「a を真ん中にして、c の分だけ行ったり来たり。」
ナレーター:「振れ幅 c が大きいほど、楕円は細長くなる。」
チャー:「つまり、気分の振れ幅が大きいと…道も振れる。」

シーン7 「放物線(ε=1)— 境界の“ぎりぎり”」
図:放物線(e=1)境界の図
本文
ナレーター:ここが境界、放物線。
チャー:「ぎりぎり、セーフ…なのか、アウトなのか。」
ナレーター:この説明では a=c の極限を見てる。
すると r=a−c=0。つまり中心にぶつかるギリギリ。
チャー:「うわ、痛い。」
ナレーター:「これは“境界をはっきり見せるための極限”ね。」
チャー:「境界って、そういう“どっちにも転ぶ”ところなんだ。」

シーン8 「双曲線(ε>1)— 1回通って、すーん」
図:双曲線の基本図(e>1、R は解析上限)
本文
ナレーター:放物線を超えると、双曲線。
チャー:「もう座布団に縛られない。通りすがり。」
ナレーター:双曲線は“遠点”がない。だからここでは R を
**影響圏の上限(解析区間の外側の目安)**として置く。
チャー:「“遠点”じゃなくて“ここまで見よう”のRね。」
ナレーター:「そう。理解のためのR。」

シーン9 「双曲線 Type 1(1<ε<2)— ぐいっと曲がる」
図:Type1 の図
本文
ナレーター:Type 1 は 1<ε<2。
チャー:「勢いはあるけど、まだ近くまで寄る。」
ナレーター:近点は r=a(ε−1) で、aより小さくなることが多い。
チャー:「基準の輪(a)の“内側”をかすめる感じ。」
ナレーター:「だから曲がり方が大きく見える。」
チャー:「ぐいっ!ってダンスになるやつ。」

シーン10 「双曲線 Type 2(ε=2)— 境界のもう一枚」
図:Type2 / 放物線2(境界)の図
本文
ナレーター:Type2 は ε=2。
チャー:「また境界!好きだね境界。」
ナレーター:このとき c=2a、近点は r=a。
“近点が基準 a に一致する”っていう節目になる。
チャー:「“寄るけど、ちょうど a で折り返す”みたいな顔。」
ナレーター:「双曲線の“開き具合”が次の段階に移る合図なんだ。」

シーン11 「双曲線 Type 3(ε>2)— ほぼ直進」
図:Type3 の図
本文
ナレーター:Type3 は ε>2。
チャー:「開きが大きい。つまり、あんまり曲がらない。」
ナレーター:近点は r=a(ε−1) で aより大きくなる。
チャー:「基準の輪の“外側”をかすめる。遠巻き通過。」
ナレーター:「だから軌道はより直線っぽく見える。」
チャー:「“すーっ…はい通りましたー”って感じ。」

シーン12 「分類表で一気見:r と R と“振動の見方”」
図:振幅cによる分類表(一覧)
本文
ナレーター:ここで一覧表。
チャー:「一気に整理する時間!」
ナレーター:円・楕円では R は遠点。
でも放物線・双曲線では R は“解析上限”。
チャー:「同じRでも役割が違う。そこ大事。」
ナレーター:そして、平均半径 f と振幅 h で、
“半径が振動してるように”見立てる。
チャー:「難しそうに見えて、やってることは“見やすく置き換え”だよ。」

シーン13 「次の主役:エネルギー(走る元気と、引き止める力)」
図:動的Ar/静的Sr・Sa/I の関係図
本文
ナレーター:後半は“エネルギーの目”で見るよ。
チャー:「走る元気、きた!」
ナレーター:
- Ar(動的):走る元気(運動側)
- Sr(静的):その半径で円を保つための“引き止める水準”
- Sa:基準半径 a に結びつく静的の基準
- I:円からのズレ(インバランス)
チャー:「元気が釣り合えば円、ちょいズレれば楕円、限界が放物線、余れば双曲線。」
ナレーター:「今の一言、まとめとして強い。」

シーン14 「円のエネルギー:Ar=Sr」
図:円軌道の S(r) と 2S(r) の図
本文
ナレーター:円の条件はシンプル。Ar=Sr。
チャー:「元気と引き止めが、同じ。」
ナレーター:青い曲線が S(r)、赤い曲線が 2S(r)(脱出境界)。
チャー:「赤は“逃げるためのライン”。」
ナレーター:円はその手前、青と一致するところにいる。
チャー:「“落ち着いて回れるライン”が青、って覚える。」

シーン15 「楕円のエネルギー:Sr<Ar<2Sr」
図:楕円軌道のエネルギー図
本文
ナレーター:楕円は、円より元気が多かったり少なかったりしてもOK。
ただし脱出ラインは超えない。
つまり Sr<Ar<2Sr(または全体としてその範囲に収まる)。
チャー:「元気はあるけど、逃げ切るほどじゃない。」
ナレーター:近点では速く、遠点では遅い。
チャー:「近いところでは“シャッ!”、遠いところでは“のんびり~”。」

シーン16 「放物線と双曲線:境界を踏むか、超えるか」
図:放物線の図/双曲線の図(2S(r) を超える比較)
本文
ナレーター:放物線は Ar=2Sr。赤いラインちょうど。
チャー:「ぴったり境界。ちょっと怖い。」
ナレーター:そして双曲線は、そこを超える。
Ar が 2S(r) を上回るから、余った元気で“去っていける”。
チャー:「“余り”があるから、戻ってこない。」
ナレーター:これで完成。
軌道の形は、**ε(c/a)**で見てもいいし、エネルギーで見てもいい。
チャー:「見方が2つあると、頭の中で“カチッ”と合う。」
ナレーター:座布団の上でチャーが、最後に小さくうなずいた。
チャー:「宇宙の道も、まず“しっくり”から。」
