重力や引力などを語るためには、
まず、ニュートンとアインシュタインの業績を知らないとわからないですね。
知っている人も多いと思いますが、簡単に説明しておきます。

ニュートンの万有引力の法則


(博士)「ニュートンの考えた、重力についてこんな感じなんだ。この図を見てくれ」

(博士)「今回は、地球と月の関係で見てみます。青が地球、黄色が月です。」

(博士)「地球が月を引っ張ります。図ではF’2です。これが万有引力。あっ引力と重力って厳密には違うんですが、今回は同じと見做して話します。」

(ナレ:田口トモロヲ風)「重力は、地球の自転の影響も加味した力です。」

(博士)「万有引力の作用反作用で月が地球を引っ張るF1も発生します。」

(研究員)「と言うことは地球も少しずつ月に吸い寄せられていると言うことですね。」

(博士)「その通り」

(博士)「月は地球の周りを回っているので、遠心力でF’2が働き、万有引力F2とバランスするんですよ。」

(研究員)「待ってください。月が地球を引っ張る力F1とバランスするF’1がないじゃないですよ。」

(ナレ:田口トモロヲ風)これは、魔のF’1と呼ばれるようになった。

(博士)「いいとこに気がついたな。これについては、どうやら、
かのニュートンも変だぜと薄々気づいていたらしいですが。
その謎は隠蔽されてしまいました。」

(研究員)「隠蔽?」

(博士)「まあそこは気にせずに。とりあえず、ニュートンでもわからなかったということです。」

アインシュタインの相対性理論

https://www.excite.co.jp/news/

(ナレ:田口トモロヲ風)「重力の秘密を暴いたのはアインシュタインだった。」

(博士)「重力の謎を暴いたのが、アインシュタインなんですよ。
光速度一定の理論をもとに、色々発見したアインシュタインですが、
その中でも時空の発見は秀逸でした。ブラウン運動も発見したんですよ。
ちなみに、ノーベル賞は、意外にも「光電効果」で受賞したんですよ。」

(研究員)「「相対性理論」じゃなかったんですね。」

(博士)「ねえ」

(博士)「重力は、時空の歪みです!とアインシュタインは言い切りました。」

(研究員)「おー言い切りましたか~」

(研究員)「ところで、時空の歪みってなんですか~」

(博士)「そうですね。まず、時空ですが。時間と空間は一体として考えるんですよ。
光速度一定の原理から作り出したんだって。
さすが、天才は考えることが違いますなあ。」

(博士)「ニュートンは、時間は絶対的って考えてたんですが、
アインシュタインは、時間や空間は、一定じゃない相対的って考えたんですよ。
それは、物体の速度で時間が進んだり、空間が伸びたりするわけです。
それで、時間と空間が一体」

(研究員)「ゲゲっ。よくわからんが。脳が溶けてきそう」