月の軌道は実に不思議な軌道上を動きます。普通の楕円軌道ではないのです。
月と地球の距離がどのように変化するかを調べてみました。

月と地球の地心距離

地心距離とは、天体の中心間の距離のことです。
月の場合は、地球と月の距離を地心距離と言います。
月の地心距離は、次の図のようになっています。

国立天文台のデータを使って、グラフ化しました。
グラフの下側が地球です。
グラフの上が遠地点、下が近地点です。
通常の楕円軌道なら、遠地点と近地点の距離は一定のはずです。
しかし、月の軌道は、なんということでしょう。
遠地点、近地点の距離が一定でありません。
これを、月のエキセントリック軌道と呼ぶことにします。

この不思議な軌道になった原因を、次のように解析しました。
コンセプトは、「月は居心地の良い場所に鎮座する」です。

軌道構造 コンテンツ

(1)宇宙構造… 2天体間の「距離」と「速度」の関係
(2)宇宙エネルギー構造…2天体間の「静的エネルギー」と「動的エネルギー」の関係
(3)親子構造…2天体間の親子関係
   ・3-1 ツリー構造…複数天体の関係
     ・3-1-1 軌道慣性…エネルギー継承
(4)軌道..天体の軌道解析
   ・4-1 円軌道…静的エネルギーと動的エネルギーが同じで天体が一番居心地のいい場所
   ・4-2 衝突…天体同士の衝突による軌道
     ・4-2-1  初回衝突
       ・4-2-1-1 楕円軌道…一回の衝突で起きる軌道
     ・4-2-2 二重衝突
       ・4-2-2-1 唸り軌道…2回の衝突で起きる軌道
     ・4-2-3 質量変位
       ・4-2-2-1 近点移動
   
(5)月のエキセントリック軌道