太陽系圏外って、1977年にNASAから打ち上げられたボイジャー1号が,
太陽圏外を旅行中と云われてれていますが、
太陽圏外ってどこから太陽圏外なんだって疑問が湧いてきませんか?
アポロが月まで行ったけれど、
どこまで地球圏内でどこから月の圏内になるのかなあって。
前のブログにも書きましたが、
Hill球と云う考え方(?)があって、
詳しくは、Hill球のブログiみてください。
ざっくりですが、
地球の支配、ここから先は月の支配みたいな、
バリアがあるって云う感じの考え方です。
要するに距離で固定で分けると云うことです。
それはそれで、理解できないわけでもないですが。
ちょっとした疑問もあります。
2体間の支配領域でいいのかってことです。
例えば、地球から月にむけてロケットが打ち上げられた場合、
第2宇宙速度を超えれば、地球を脱出できます。
それは、エネルギー換算で、重力エネルギーの2倍以上です。
しかし、この場合は、ロケットは太陽の周りを回り始めると云うことです。
これでは、月に到着しません。
冥王星ならこの方法でいけると思いますが。
そこで、月の重力エネルギーの2倍未満で月への軌道に乗せます。
単純な軌道は、ホーマン遷移軌道です。
地球周回の月に合わせて、楕円軌道を調整するタイプです。
ここで話を少し戻すと、地球圏外圏内は、
地球と月の2体間の支配領域とは関係なく、
ロケットの速度で地球圏内、
圏外などが決まると云うことです。
つまり、これは地球とロケット、
月とロケットの速度と距離の関係で、
圏内圏外が決まるといことになります。
地球からこの距離をこの速度でロケットが
移動しているから地球圏内です。
と云う言い方です。
宇宙エネルギー構造からみた圏内圏外
私の考える宇宙エネルギー構造は、
「静的エネルギー」と「動的エネルギー」のバランスです。
すなわち、例えば地球とロケットを考えると
2体間に普遍の「静的エネルギー(S)」が存在して、
それに対して、ロケットが保持しているエネルギー
「動的エネルギー(A)」がどう云う関係なのかで、
地球圏外か圏内かを判断すると云うことです。
静的エネルギーSは、距離に反比例して小さくなります。
任意の距離a の静的エネルギーは
光速時の基準軌道半径ac、
とロケットの質量エネルギーEmで,
S=Em(ac / a)で表されます。
またロケットの動的エネルギーAは、
ロケットの質量と速度vで、
A=mv2となりますので、
ロケットの速度vと距離aによって状態が決まります。
Aが0の場合は「落下」
Aが0からSまでは「小さい楕円軌道」
A=Sの場合は「円軌道」
AがSから2Sまでは「大きな楕円軌道」
ここまでは、「圏内」
Aが2S以上の場合は「圏外」になります。
A=2Sの場合は、「放物線」かもしれません
しかしA>2Sの場合は、双曲線になりません。
地球圏内ならば太陽圏内に入ってしまうからです。
これが、私の宇宙エネルギー理論の一部です。
今日はこの辺で。
S=Em x (ac/a)
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