地球トンネルって、知ってますか。
地球にトンネルを掘っていって、
地球の裏側まで貫通する仮想のトンネルのことです。
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/image.png)
こんな感じのトンネルです。
このトンネルに、ボールを落としたらどうなるかって、
仮想実験なのですが、
上の例だと、東京からブエノスアイレスまで、
トンネルを掘って、ボールを落としたら、
往復で、どこのくらいの時間がかかると思いますか?
なんと
84.4分です。
これは、大学の試験にも出題されますが。
これをどうして計算したのかという話をしたいと思います。
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/image-1-859x1024.png)
以下は、この愛読書からの説明です。
他のインターネットなども同じような説明なので、
ネタバレさせてください。
まずは、万有引力です。
地球の中心からzkmの位置の万有引力です
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/1b74e72bbd39c9676dfb8495b7f3360d.png)
この上の式は、距離Zによって、万有引力が変わり、
z以外は固定なので、z以外を、バネ定数kと置いて
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/423828cd51796c7e719690dd21e74c14.png)
このように、バネ定数を表すことができます。
よって、角速度は、
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/3a1587673ec7ebe0d873fe7c1bf79ae2.png)
となります。
これから、84.4分が算出されます。
気になる方は、計算してみてください。
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/image-2.png)
万有引力をグラフにすると、こんな感じです。
地球の中心で万有引力が0になり、
距離R(例えば地球の半径=6380km)
ではFにRを代入した結果になります。
しかし、考えてみると、なんで地球の中心で
万有引力が0になるのでしょうか?
そこで、静的エネルギー(S)で考えてみることにします
ここからは、自論です。
まず、地球の表面(中心から6380km)にボールがあったとします。
もちろん既に、地球トンネルが掘られているとします。
地球の表面のボールのあるところの静的エネルギー(SR)は
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/image-3-1024x834.png)
こんな感じで求められます。
しかし、ボールが持っている動的エネルギーは0です。
すでにお気づきかもしれませんが、
その静的エネルギーが動的エネルギーに供給されるシステムです。
静的エネルギー(S)と動的エネルギー(Vx)が保存されるエネルギーです。
注意しなければならないのは、
楕円軌道のシステムとはシステムが違います。
すなわち、
![](https://endylabo.com/wp-content/uploads/2023/06/image-4.png)
こんな感じで、地球の中心の動的エネルギーが、
最大(SR)となります。
つまり、速度が最大となります。
前の万有引力を使った考え方は、
静的エネルギーの話で、
エンディの理論は、ボールの動的エネルギーの話です。
どちらも、周期は84.4分になりますが、
個人的には、ボールの動的エネルギーを使った考えの方が良いと思います。
みなさんはどうでしょうか?
地球トンネルから楕円軌道
ところで、
このことを考えているうちに、
自分が考えている、楕円軌道は、円軌道+単振動の
理論の単振動の部分は、
この、地球トンネルが応用できるのではないかと考えました。
いままで、振幅が円軌道を中心に同じ距離で振動していることが、
いまいちわかりませんでした。
しかし、Endy’s Earth Tunnelの図をみると、
0の部分が、基準軌道(a)とすると、
振幅がRの単振動がおきます。
なので、基準軌道aを中心に振幅Rの単振動が起きます。
近点で衝突した時の遠点の位置、
遠点で衝突した時の近点の位置
は、この現象で決まるとういうことがわかりました。
No responses yet