前ブログで、双曲線軌道わかったと言ってしまいましたが、
検証した結果、間違っていました。
なかなか、おもうようにはいかないもです。

なので、少し違った角度から考えてみることにしました。

基準軌道半径 a がポイントです。

楕円軌道から双曲線軌道に変化する流れを考えてみた。
まあ、机上の空想なので、違っているかもしれませんが。

まず、楕円軌道の基準軌道半径を見てみると

基準軌道を中心に振動して、楕円軌道になります。

この振動をもう少し大きくすると

基準軌道は、Rの半分に近づきます。
楕円軌道がこのようになるのか、直線に近づくかは、検討が必要ですが。
さらに、基準軌道がRの半分になると、

動的エネルギーは
位置 r で 2Sr になり
位置 R で 0 になります。

これは、放物線軌道になります。

そして、さらに振動が大きくなると

Rの位置で中心星(例えば「木星」)の影響圏に宇宙船が進入したとします。
その時の宇宙船の動的エネルギー(AR)は、
円軌道方向の動的エネルギー(AHR)に静的エネルギーSRの2倍、
木星方向の動的エネルギー(AVR)にSaの静的エネルギーに分割されます。
AVRは移動中中心方向の動的エネルギーのため変化しません。

そして、Rからrに移動する間に動的エネルギーは増加して、
Sr=SRのrの位置で、静的エネルギーSrと増加したエネルギーがバランスします。
その位置rが最近距離になります。
そして、またRの方向に移動しRの位置で影響圏外に移動していきます。


例えば、木星をスイングバイする時の軌道を計算すると、

M:木星の質量(M = 1.89813 x 10+27kg)
m:宇宙船の質量(m = 1.0 x 103kg)
c:光速(c = 1.0792528488 x 10+9km/h)
U:質量光速基準軌道半径変換定数(U = 7.4242576375 x 10-31km/kg)
AR:宇宙船の動的エネルギー(AR=m x vR2… vR = 68,644.8km/h とすると)
AR = 4.71211 x 10+12 kg(km/h)2 とします。

r:最近距離を既知とします、(r = 2,324,512km)

宇宙船の
質量エネルギー:Em = m x c2 (Em = 1.16477 x1021 kg(km/h)2
光速基準軌道半径:ac = U(M + m) (ac = 1.40922 x 10-3km)
EA = Em x ac (EA = 1.64144 10+18 kg・km3・h-2

Sr = EA / r (Sr = 7.06146 x 10+11 kg(km/h)2
SR = Sr/2なので
SR = 3.53072 x 10+11 kg(km/h)2 となり

AR = 2SR + Sa より
Sa = AR – 2SR (Sa = 4.00596 x 10+12 kg(km/h)2
になります。

影響圏の距離 R は、
R = EA / SR より
R = 4,649,024 kmになります。(単純に R = 2r で計算してもOK)

進入角度 θは、
θ = tan-1(sqrt(2SR / Sa)) (θ = 0.3975 rad (=22.775度) )になります。

こんな簡単でいいのかって
感じもしますが、
おそらくあっているのではないかと。

実例で検証してみることにします。

ではでは

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